上司と石とバカンス

建築デザイン担当をしています、合田吉裕です。

今日は古いおもいでばなしを。

僕がまだまだペーペーな頃、所属していた会社で世界遺産登録候補となっている
コルビジェ設計の上野の国立西洋美術館、外装改修工事に参加させてもらいました。
真緑色の80ミリ前後の楕円形をした玉石打込みの外装カーテンウオールの製作に試行錯誤。

遠目に見ると。。緑がかったコンクリートみたいにも見えますが・・・

真緑の玉石よってパネルが形成され、巨大な外壁を覆っています。

尊敬する上司H氏は、ある国に当該石を仕入れに出掛けました。
何百トンもの同じ玉石の調達とあって数ヶ月間会社には戻れず。

…いや戻らず。

実は一説によると(ほぼ)バカンスであったらしく。。
さぞや苦労し現地を駆けずり回って集めたのだろうと信じていた若輩な僕に
「結果が全てである」ということを教えてくれました。
H氏、新国立競技場で相変わらず忙しいんだろうなぁ。。
さて、大きな建築物もその陰には様々なストーリーがありとても面白いのですが
施主の顔、顧客の顔が見える店舗設計もとても面白いものです。
それぞれが歩んできた道のりや想いがダイレクトに店の顔になります。
そして、それが見たくて人が集う。
しかしこだわりばかりを主張せず、まとまりと、ハズし。絶妙なバランスで作り上げていきます。
そうした店舗設計の理論やテクニックに関しても、
今後少しずつこの場でお披露目していこうかなと考えています。

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